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宮崎生協病院 総合内科

プロフィール

三宅 知里 氏 研修医6年目・総合内科 結婚3年目、娘1歳

三宅 知里 氏
研修医6年目・総合内科
結婚3年目、娘1歳

関根 枝里子 氏 研修医6年目・総合内科 結婚3年目、息子1歳8カ月

関根 枝里子 氏
研修医6年目・総合内科
結婚3年目、息子1歳8カ月

眞川 昌大 氏 研修医3年目・総合内科

眞川 昌大 氏
研修医3年目・総合内科

古谷 孝 指導医 19年目・ 総合内科(消化器内科)

古谷 孝 指導医
19年目・
総合内科(消化器内科)

ともに初期研修から宮崎生協病院で医師としての仕事を全うしながら、子育て真っ最中の女性医師2人に、仕事と子育ての両立、また職場環境やワークライフバランスについてお聞きしました。指導医や後輩研修医も参加しての賑やかなインタビューとなりました。

医師になったきっかけ

眞川氏

私は最初の大学時代(工学部)に自分自身が入院し、医師という仕事は一生やりがいを持ってできそうだと感じ、医学部に入り直しました。

三宅氏

高校の時は看護師になりたかったのですが、看護師だと判断や領域に限界があるので、どうせなるなら医師の方が良いよと、母からのアドバイスで。母は看護師でしたので。

関根氏

元々福祉への進路を考えていましたが、自らの手で人を救うことができる知識や技術を身に付ければ、より多くの人に関われるのではないかと思い、医師を目指すようになりました。

医師をしながらの子育てって?

三宅氏

正直、子どもを持つまでは、こんなに子育てが大変だと思っていなかったので、もう何もかもが大変です(笑)。

関根氏

後期研修の間に産休育休を1年とりましたので、医師となって6年目なのですが後期研修の3年目として働いています。研修医って臨床と勉強で忙しいのですが、そこに子育てもということで、仕事の方を少しセーブしながらも、もっと医師として勉強したい、という葛藤がありますね。でも、この子にとっての母親は一人しかいないので、子育ても頑張らなきゃと。

医師をしながらの子育ての大変さを語る三宅氏医師をしながらの子育ての大変さを子供を抱きながら語る関根氏

病院のサポート体制は?

三宅氏

妊娠が分かった時点ですぐ当直を免除してもらいました。私はまだできると言っていたのですが、早々に昼間の勤務だけになりました。

関根氏

患者さんの担当も抑え気味にしてもらって、特に私はつわりが激しかったので、休ませてもらうこともありました。

三宅氏

私は半年ぐらいで復職したんですが、復帰当初は病棟医からはじめ、患者さんを少しずつ受け持つようになり、いまは時短制度を利用させてもらっています。午前9時から午後4時までの勤務です。

関根氏

私は午前9時半から午後4時半です。実際、入院患者さんを受け持つ身となると、時間どおりに帰れるとも限りませんが、朝の時間が多少ゆっくりなだけでもずいぶん助かっています。

古谷氏

病院のサポート体制を伝える古谷氏外来の当直や夜勤については、私たち指導医や3年目以降の研修医の先生が受け持ちます。彼女たちは日勤の時短勤務で、確かにきっかり時間どおりに終われないこともあるのですが、極力、夜間の入院患者さんの対応は私たちで引き受けますよ、と安心して働けるような体制を取ってます。

ご家族の協力は?

三宅氏

母もここの病院の看護師、夫は同期で入った臨床検査技師です。いつも近くにいる分、私の仕事のペースも分かってもらえてます。実家がすぐ近くにあるのでしょっちゅう力を借りていて子育てはしやすいです。

関根氏

主人も同業で、とても忙しく、たまに都城の実家から両親が手伝いにきてくれるぐらいで、ほとんどひとりでやってるような状態ですね。たまに一息入れたくなることもあります。

三宅氏

基本的に日曜日が休みなのですが、一週間分の食事をまとめて作って冷凍したりして、平日に少しでも余裕ができるようにしています。眞川先生は独身ですけど、お休みの日は何してるんですか?(笑)

眞川氏

休日も患者さんが気になって、病院に来ています(笑)。しかし将来結婚して、子どもができたら、休日は家族と過ごしたいです。

三宅氏

男の人も育休とれるんですよ!

テーブルを囲み談笑をする4人の医師の方々

職場の雰囲気はどうですか?

古谷氏

子育てをしながら仕事もするって本当に大変だと思うのですが、いろんな制度を使って両方大切にしてほしいと思っています。病院としても、男だけの医局より、あるいは年齢層が高い人だけが偏った職場よりも、若い子育て世代がいた方が明るいし、活気がでますよね。実際、医局に子どもが来ると、スタッフ全員集まってあやしたり遊んだりして、みんなの子どもという感じです。仕事頑張ろうという気持ちになれるんですよ。

三宅氏

そう言ってくださるので、私たちも負担をかけているのは分かりつつ、お仕事が続けていられるんです。

関根氏

子どもを保育園に迎えに行って、仕事に連れて戻ってきたりもすることもあるのですが、そんなときも誰か先生たちが見てくれたり散歩に連れて行ってくれたりしているんです。

眞川氏

職場の雰囲気を語る眞川氏二人がいることで職場の雰囲気が明るくなります。子育てで疲れているはずなのに、忙しさやしんどさを顔に出すことがありません。患者さんはもちろんのこと、病院スタッフ全体のことも考え、新しい提案を次々にされています。普段言葉には出さないですが、そんな二人の力に少しでもなれたらと思っています。

将来をどのように描いていますか?

三宅氏

特に女性医師の場合は、キャリアを積む時期と子育ての時期がぴったり重なってしまうので、どちらかを優先しないといけないのかなと考えてはいたのですが、今は生活も仕事も研修も、できることを精一杯やってみようというふうに考え方が変わりました。将来は呼吸器のサブスペシャリティを持ちたいので、いつかは大きな病院に研修に行きたい。子育ての区切りっていっても分からないので、先輩の話も聞きながら、いずれその機会が来る、と慌てずやっていこうと思っています。

関根氏

一生医師を続けていきたいので、その気持ちがあれば、どうにでもなるかなと。ゆくゆくは緩和ケアを専門にやっていきたいと思っています。院内でも緩和ケアのチームのメンバーに入って少しずつ取り組ませてもらっているのですが、もっと没頭してスキルアップを図りたいと思っています。子育てもしつつなので、一人前になるのに時間はかかるでしょうけれど、子育てをしているからこそ同じ母親の立場の患者さんの気持ちが理解できたり、より親身になって答えられたりすることもあると思うので、子育てをすることがマイナスだとは思わないです。

三宅氏

プラスになることが多いと思います。一つは、クリニックの勤務というのも視野に入れています。入院患者さんを受け持たないので、診察時間が終わればひとまず家に帰れるという生活スタイルですから、子育てのしやすい環境なのかなとも思っています。

関根氏

今は医療もチームで診ようという流れになっているので、必ずしも主治医ひとりだけが全てを担うというわけでもなく、複数で担当したり、互いにサポートできる体制が組めるので、負担も軽くなっています。

古谷氏

うちの病院は、小児科・内科・外科の3つなのですが、研修医も卒後すぐには方向性が漠然としています。いろいろな科を経験するうちに、ここに行きたいとか、いずれこの分野に進みたいとか、という芽生えがあるでしょうし、産婦人科や泌尿器科など勉強したい分野がはっきりしたのなら、希望をかなえられるように病院全体で調整します。例えば緩和ケアであれば患者さんだけでなく、周りのご家族へのケアもとても大きな比重を占める医療なので、家庭を持っているというのも一つの強みになると思います。

先輩医師からのメッセージ

眞川氏

二つあります。一つは、女性の働く環境は今後どんどん良くなっていくということです。昔に比べ、今は非常によくなりました。特にうちの病院では子育てに対してとても協力的です。県内でも進んだ取り組みをしていると思います。二つ目は、まだ根強い「育児は女性の仕事」という概念が、今後より一層変わってくると思います。そうすれば女性もより働きやすくなります。
そして今後は、現在の女性に対する支援制度だけでなく、育児をしたいと思っている男性への支援制度も増えてくることでしょう。女性も男性も、ワークライフバランスを取りながら、仕事・子育て両立できる職場になることを期待します。

三宅氏

当直免除にしろ、時短にしろ、制度が整っていて本当に恵まれた職場だと思います。病児保育室もすぐ作ってくれましたし、わがままといえばわがままなのですが、こういう要求って大事なことだと思います。もし自分が今いる場所で、理解が得られないのであれば、環境自体を変えてみるという思い切りも必要かな。どこでも自分のやりたいこととの両立を認めてくれるところはあります。
あとはいい旦那を見つけることです!

関根氏

医者としての仕事も、子育ても、どっちも楽しいです。大変なのは大変なんですが、構えてあきらめないで自分の道を追求してもらいたいなと思います。結婚したらしたで、それなりの道が開けてきますので、医師になりたいと思った気持ちだとか、こういう医療をしたいという信念を大事にして、持ち続けていれば何とかなるさ、と思います。

古谷氏

研修する病院を選ぶに当たって、やりたい道は人それぞれなので、自分が将来どんな医師になりたいかということもさることながら、病院の雰囲気とか、実際にそこで働いている医師の顔、スタッフのモチベーションや患者さんの表情なども一つの指標になります。
特に今は女性医師の割合がほぼ半々となっていますので、将来の結婚や子育てにも関心が高いと思います。ここ宮崎生協病院で二人がどう働いているのかというのも参考にしていただきたいと思います。

宮崎県地域医療支援機構(事務局:宮崎県医療薬務課)
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