国立がん研究センター がん患者病態生理研究分野 分野長上園 保仁氏
がん治療の現場では、多くのがん患者が、副作用でつらい日々を送っている。漢方薬は、身体に負担を与える西洋医学の抗がん剤の副作用を和らげ、全身を緩和する体に優しい薬になりうる。 日本のがん治療の最前線で、新薬開発の基礎研究から臨床への橋渡しを担う上園医師が、漢方薬に着目したきっかけと医療への導入への苦労、日本の高い農業技術を活かした生薬生産の可能性を語る。