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医療を志す君へ

人とのかかわりを大切に、心の温かい医者になってください

宮崎大学医学部附属病院 卒後臨床研修センター センター長
宮崎大学医学部 医療人育成支援センター 副センター長
小松 弘幸 氏

日向市出身。1998年、宮崎医科大学(現宮崎大学医学部)卒業。関西で初期研修後、2000年に第一内科に入局、腎臓内科専攻。2006年より卒後臨床研修センター専任となり、初期研修医の指導に従事。医学教育改革推進センター准教授を経て、2016年より卒後臨床研修センターのセンター長も兼務しながら、医療人育成支援センターの副センター長に就任。

多様な研修プログラムで自己開拓

宮崎県での臨床研修の特長

研修医写真

宮崎県内の基幹型臨床研修病院は6つ。全国的にもけっして多い数ではないですが、大学病院と県立3病院と2つの民間病院からなる基幹型病院が相互にしっかり連携し、大病院でしか学べない症例、あるいは地域でしか学べない臨床医療の現場など、その両方を経験できるところが宮崎県での臨床研修の特長です。

研修プログラムも多様で、たとえば、宮崎大学では、研修医本人が希望する地域エリアや協力病院を選んで研修に臨むことができ、自由度の高いオーダーメイドのローテーションプランを組むこともできます。その分、医学生時代から自らの将来を見据えた高い意識が必要です。

自ら考え、どんな状況にあっても自発的に対応できるような足腰の強い医師として育っていくために、県内の医療教育資源をフル活用して、さらなる研修プログラムの進化を目指しています。

また、県をあげて研修プログラムへの意識改革が進み、熱意ある指導医が各地の病院で増えていっているのも魅力の一つです。おおらかな風土の中で、研修医同士も自然と仲が良くなり、苦楽をともにした一生付き合える仲間も見つかることでしょう。

 

 

ニーズに対応できるお医者さんに

キャリアパスについて

キャリアパス写真

そもそも専門医と総合医は対立するものではありません。医師のキャリアが40年だとして、はじめの10年程度は、両方がどんな立場を担っていくかを行ったり来たりしながら、両方に求められている素養を身につけていく、両方学んでいくことが大事です。

多様な医療の場の経験、その中で様々な指導医との出会いが、生涯医師を続ける上での糧となるはずです。

医療を目指す君へのメッセージ

今、社会で求められているのは、気軽に声をかけられてコミュニケーションのとれる、患者さんの不安に寄り添ってくれるような、心の温かいお医者さんです。勉強はもちろん頑張ってほしいですけれど、とりわけ社会との関わり、友達との関わり、先輩との関わりというものを常に頭の片隅に置きながら、学生生活を過ごしていってほしいと思います。

そして、地域医療にこそ、これから求められる医療の本質や、新しい医療の形があります。都会が先端ではなく、地域にこそ次のSeeds – 種が芽吹くのは間違いないと考えます。地元を愛して地元を大事にして、積極的に患者さんに関わっていくことで、医者として、サイエンティストとして世界に発信するチャンスも生まれていきます。

ここ宮崎というのは、人と人とのつながりを大事にする土地柄で、医師もまた、患者さんから鍛えてもらいながら、地元のつきあいの中で人間として成長していく。ひとりの医師としても人としても、果たすべき責任は重いですけれど、とてもやりがいのある仕事です。宮崎でいっしょに医療の道を歩んでみませんか?

基幹型臨床研修病院

宮崎大学医学部附属病院県立宮崎病院県立延岡病院県立日南病院古賀総合病院宮崎生協病院

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